感動ネタバレ最後のウルヴァリンとローラの親子愛にまじ泣けました

ローガン予告編

見るべきだったのか、そうでなかったのか、未だどう答えていいかわからないほど複雑な心境になってしまうストーリーでした。2世紀にも渡り戦い続けてきた最強ミュータントのウルヴァリンがこんなにも泥臭く弱々しく最後を迎えるとは予想外でした。

アメコミヒーローの物語には終わりはないと信じたいです。このX-MANシリーズは差別との闘いでもあるわけでこういう敗北感で溢れるフィナーレは辛すぎる。

ヒーローが仮に引退してもあるいは死んだとしても後には何食わぬ顔で復活する。そんなことの繰り返しであってほしい。

そんな風に思ってしまうのですが、今回のこのローガンだけに限っては傷だらけで心身ボロボロの姿を見てしまったというのもあるのですが、もうこれで終わりにしたほうがいいとさえ思ってしまうくらい辛かったです。

そしてこのローズ(X-23)って女の子、反則ですよ。親子愛のドラマってそれだけで泣けてくるんです。彼女、人間兵器として研究所で製造されたウルヴァリンの遺伝子を受け継ぐ娘なんですよね。

そんな彼女は、ローガンの前に忽然と現れて束の間の親子愛を体験するのですが、そんな親子愛もローガンの壮絶な死によって儚く終わってしまうなんて・・あまりにも悲しすぎますね。

最近はスターウォーズのルークしかりこのX-MANのローガンしかり新旧交代がなされて従来のヒーロー達が年老いて去っていく姿ばかりみてるせいか寂しさMAXではあります。

そんな最後まで苦境に耐えつづけてきたウルヴァリンことローガンの今作のあらすじと感想を書いてみたいと思います。

※ここからはネタバレが入ります。ご注意ください。

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キャスト紹介

ローガン/ウルヴァリン


出典 https://theriver.jp/logan-1st-trailer/

ミュータントを素体とした生物兵器として生まれ、その後X-MENのひとりとして幾度となく世界を救ってきた英雄であります。

当初は強力な治癒力を持ち骨の爪がでるというミュータントだったのにストライカーにアダマンチウムでできた爪に作り替えられてしまったウルバリン。その作り替えられた痛みに耐え自分の過去に苦しめられたのです。

今作ではアダマンチウムの毒素が彼の体を蝕み能力が著しく低下してしまっています。リムジン運転手として生計を立てており、キャリバンと協力してメキシコで衰退したチャールズを養ってます。

チャールズ・エクゼビア/プロフェッサーX


出典 http://amekomisokuho.blog.jp/2140963.html

地上最強のテレパス。他人の心を読む、記憶を操作する、メンタルブラストを放つなど様々なサイオニック能力を持っています。

これまでの戦いを終え終焉をむかえたチャールズ。ほんと見るに堪えないものはありました。最後までミュータントと人類の共存を望みミュータントの未来を最後まで思っていました。

が、痴呆を患ってしまい、またかつての能力を制御できないくらいに衰退してしまって・・。

最後の最後、長年の後悔の念を打ち明けた相手がローガンのクローン(X-24)でそのクローンに殺されるなんて・・どこまで苦難の連続で死んでいったのでしょうか。

キャリバン


出典 http://zonionline.com/610.html

前作アポカリプスに出てました。闇商人でした。

でもそんなキャストをこの作品で登場させるとはちょっと意外でしたね。

今作では痛々しいシーンしかなかったです。

ローラ / X-23


出典 http://movies-fan.com/action/rola-sppinoff-cast-story/

ローガンの遺伝子を組み込まれた生物兵器。

ウルヴァリンそっくりのその形相が凄いです。この歳でこの迫力はやはり日本の子供には真似できないですよね。この映画の主役はローガンというより、子役のローラって感じがします。

最初は特にほとんどしゃべりませんが、しっかりとした考えをもってるというか・・。

体型は子供なのですが、コナンみたいに体は子供、頭脳は大人な感じが漂ってて凄いです。

アダマンチウムの爪をウルヴァリン同様突き出して敵に突進するその迫力はもう子供の演技ではありませんね。でも子供なので可愛らしさとのギャップに驚きました。

彼女はミュータントの希望。そして未来の希望。これからも続編が期待されますね。

ドナルド・ピアース


出典 https://twitter.com/sou_180/status/865599587150462976

ローラ捜索の為に送り込まれた部隊、リーヴァーズの主任。腕などをサイボーグ化し身体能力を強化しています。

傭兵集団リーヴァーズのリーダーで、ハンサムな容姿に落ち着いた物腰で、またそのくせ冷酷、そして右腕のロポットアームと今回のこのキャラは個人的にはお気に入りになりました。


出典 https://cia-film.blogspot.com/2016/11/movie-news-tidbits-and-more_17.html

あらすじ

2029年、この25年間で新たなミュータントは生まれず、『X-men』として
活躍したミュータントたちも、その大半が死滅。彼らの存在は絶滅の危機に瀕していて

かつて「ウルヴァリン」の名で知られていたローガンは、現在はリムジン運転手として働き、放棄された製錬工場でかつてプロフェッサーXと言われたチャールズ・エグゼビアの介護をしながらキャリバンというミュータントと共に細々と暮らしていました。


出典 https://twitter.com/amecomilife/status/820537466260066306

チャールズはアルツハイマー病を患いかかっていて過去の能力を制御できなくなくなっていてミュータントと交信したと言い張っても、ローガンとキャリバンはこれを信用しなくなってました。チャールズはもう昔のチャールズではありません。

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ある日、ローガンはリムジンを運転中、ローガンの素性を知るドナルド・ピアースが現れ、人探しの協力を求められます。しかしローガンは断ります。


出典 https://www.pinterest.jp/pin/211739619964741726/

また、元看護師と名乗るガブリエラ・ロペスから、ローラという名の11歳の少女をノースダコタ州にある「エデン」まで送り届けて欲しいという依頼を受けます。面倒に巻き込まれたくないローガンはエデンなんてないと断るのですが・・・

実はガブリエラ・ロペスが探してた女性とはこのドナルド・ピアースのことでその情報を知ってるローガンをガブリエラは付け狙ってたのです。

しかしこのエデンというのはX-MANのコミックに書かれてあった楽園でありました。


出典 jp.ign.com/logan/14096/feature/logan

ローガンはそんな楽園などはないと鼻っから相手にはしてなかったのですが・・・数日後、ローガンのもとに迎車の依頼があり依頼主のもとへ行くと、そこに居たのは先日助けを求めてきた女性と、その娘らしき女の子でした。

女性の名はガブリエラ、女の子はローラといい、


出典 http://realsound.jp/movie/2017/04/post-4856.html

2人の行き先はカナダ国境のノースダコタにある「エデン」という住所で、報酬は5万ドル。

ガブリエラに根負けしたローガンは渋々仕事を引き受けることにするのです。

しかしローガンが改めて迎えに訪れると、ガブリエラは何者かに殺害されていました。

しかしローラの姿はありません。ローラはどこに行ったのでしょうか。

実はローラはローガンの後をつけてきていたのです。

ピアースに後をつけられて襲撃されたローガンは、車中に忍び込んでいたローラとチャールズを連れて逃避行を始めます。さぁここからロードムービーの始まりです。


出典 https://blog.goo.ne.jp/some-like-it-hot/e/fc245c58ba2a2dbbeedcc1f98f0fe425

道中、一行は親切にしてくれたマンソン家に招かれ一夜を過ごします。ここでのひと時はこの映画での一服の清涼剤となっています。

しかしザンダー・ライス博士と合流したドナルド・ピアース率いる捜索隊が、ローガン達から引き離し拉致していたキャリバンの能力でこの家を特定し、チャールズとマンソン一家はローガンのクローンX-24によって殺害されてしまうのです。

かろうじて逃げ出したローガンとローラは、チャールズの埋葬を済ませ、その後もノースダコタ州を目指し、遂に2人は「エデン」へと辿り着きます。


出典 https://www.cinematoday.jp/news/N0091988

そこにはローラと同じくミュータントの子供が集まっていて、エデンに行くためのカナダ国境を越える計画を立てていました。

計画の実行当日、ドナルド・ピアース率いる捜索隊が追い着き子供たちの大半が捕らわれてしまうのですが、ローガンは小分けにして打つよう指示された血清を全量投与し、最後の覚醒を果たしローラを含む子供たちと共闘して捜索隊を殺害していくのです。

そしてX-24との対決になり追い詰められるローガンでしたが、アダマンチウム弾でローラがX-24を射殺します。

しかし、ローガンは闘いの結果として致命傷を負っており、そのまま号泣するローラの腕の中で息を引き取るのです・・・。

手製の墓標の前でローラは道中チャールズと観た『シェーン』の一節を引用して弔辞を述べます。子供たちが国境を目指して歩き出す中、ローラだけは名残惜しそうに立ち尽くし、ローガンの墓標の十字架を「X」の形に置き直すと、子供たちの後を追うようにして国境を目指し旅立つのです。

ローガンの感想

ローラはもうこの映画ではローガンの後継者として立派に役目を果たしてます。

続編も計画されてますのでこれからが楽しみではありますが・・・

冒頭でも書きましたが単純にこの映画はとても悲しいストーリーとなってしまいました。ウルヴァリンの最後があまりにも壮絶で悲しく辛すぎる。このラストはX-MANフューチャー&パストで時系列が歪んだどちら側の話なのでしょうかね。

X-MANフューチャー&パストでのタイムパラドックスによってローガンがアダマンチウムの爪を埋め込まれ最強となる世界とそうでない世界に分断されたX-MANのストーリー。このラストはきっと王道のウルヴァリンの世界の終焉だから従来の時系列どおりなんでしょうね。

なのでこのローガンは時系列的にはX-MENの初代三部作の最終章『X-MEN: ファイナル ディシジョン』の後のストーリーになるのでしょう。

思えば本作は、冒頭から死の匂いが立ち込めて、とても不穏な雰囲気でした。でも『北斗の拳』世代なのでこういうのは大好きです。それに過去のウエスタ調のロードムービー仕立て。なんかマッドマックスを見てるような感覚でした。

諸事情から回復力を失っているローガンことウルヴァリンは、国境に近い町で高級ハイヤーの運転手として生計を立て、家に帰ると痴呆を患っているチャールズおじいちゃんの世話。

もう絶句。あのチャールズ、そうプロフェッサーXなんです。今や自分で能力を制御できない老人になってました。ダンディな知的で冷静なチャールズはもういないのです。

自分の強大すぎる力をコントロールすることもできず、時々暴走しては周囲の人々を殺してまわるしかない怪物のような存在。いわばハルクに近い危ない存在。

そのパワーが災いし時々起こす発作のせいで周りのものは疲弊。そのチャールズのパワーを制御するための薬代は高騰し、生活は貧困を極めていたのですね。

今回のチャールズは過去の不幸をひとまとめにしても敵わないほどのしんどさなのですよ。

何が楽しみで生きているのか、何のために生きているのか。もうミュータントアカデミーも存在しない。セレブロもない。ミュータントも絶滅寸前。そこにいるのは廃墟でうずくまる能力を失ったミュータントの生活。あぁ、この時点で正直映画を直視できなくなってました。

つらい・・・。ほんとストーリー展開もまさに荒野の砂漠と血なまぐさい展開が続きやすらぐ空間がない。もう息苦しくてしょうがあませんでした。

でも古びた貯水タンクに閉じ込められたチャールズは、廃墟の薄汚れたその空間 の中で、皮肉にも再びテレパスとしての能力をよみがえらせます。そしてそこからが、引き返せない命のリレーの始まりでもあったのです。

時には仕事のため、時には正義のため、あまりに多くの命を奪ってきたローガンは、自分が「あったかいおふとんの中で死ねる」なんて到底思ってないんですね。

この飽食の豊かな時代とは逆行したストイックさ、生きるために生きる。ただそれだけ。

「愛する人たちに見守られて・・」なんて考えることもなく、みっともなくて、美しくなくて、ただ必死にそれでいて無様に死んでゆくのが最もふさわしい最期だと、思っていたのではないでしょうか。

それでも最後、最後だけでも娘ローラに対して束の間の愛情を抱けたローガンは人間らしさというものを最後に経験し旅だったのだからそこだけで救われたと思います。

ローガンの死にローラはパパといって泣きました。それだけで十分なんですよね。

人間もそう。いずれ老います。そして死んでいきます。なぜかしっかり生きようなんてしみじみ思ってしまうほどの名作となりました。

さようなら、ローガン。本当にお疲れ様と言いたいです。

最後に

歴史を変えそして自らの運命に苦悩し戦い続けウルヴァリン。もうこの苦しみから解放してあげたい。そんな気持ちがあったので今回の映画はある意味これで終わる・・ほっとしたことは事実です。

しかしあの娘ローラとのひと時の親子愛。お涙頂戴になるほどの名シーンとなったのではないでしょうか。R指定になるほどの過激さと残酷さの末に描いたこのつかの間の親子愛。

それも親子共々ミュータントとしての苦悩を背負いそれでもローガンの死をもってローラは父としてのローガンを認めたのかもしれません。

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